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The Illusionist
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バンクーバー国際映画祭のClosing Film、Sylvain Chomet監督、仏英合同作品『The Illusionist』を見て来ました。すっごい期待して行きました。期待を裏切らない映画で、観れて本当に良かったです。感激。

バンクーバーでは、アニメーションの映画ってそこまで混まないんだけど、今回は見た事のないような長蛇の列が出来ていてびっくりしました。オリンピック並!私たち、お手洗いに行ってしまったので、そのせいで入るのが遅くなり、前のほうの右端の列に…。観難かったです(泣。

映画は大人向けで、ユーモアたっぷり、そして哀愁漂う映画でした。見終わった後余韻をとっても大切にしたくなる感じ。私の映画感想ってかなり抽象的で参考になりませんが(笑。人生の甘さと苦さが…切ない。
出てくるキャラクターはみんな個性が強くって、デザインも強烈ですごい面白かった。アニメーションも背景も音楽も、みんな美しくって、映画の雰囲気に魅了されました。ジャック・タチの脚本がベースのストーリー、すごく良かった。

最近のアニメーション長編映画は、娯楽映画ばっかりなので、こういった洗練された大人のアニメーションを観る機会が少なくて残念です。ぜひともたくさんの方に観ていただきたいです。単純明快なストーリーじゃないと気持ち悪い、と思う人にはオススメできませんが。あと子供は観てもつまらないかもしれないですね。

そう、ジャック・タチの映画もちゃんと日本に帰ったら観よう。叔母が以前DVDをくれたのです。「ぼくの叔父さん」シリーズは有名らしいので。映像つくるひとは必見らしいので観ましょう!

日本でこの映画、公開されるといいですね~。多分来年のアカデミー賞の長編アニメーション部門に入るんじゃないかと思います。個人的に、トイ・ストーリー3やヒックとドラゴンより好きです(笑。ディズニーも、昔作ってたみたいな、上品な作品を作ればいいのになぁ、と思ったり。
by kayochipe | 2010-10-17 14:19 | 映画
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